ドイツのイベントというと、ミュンヘンで開催されるオクトーバーフェスト、冬の名物氏クリスマスマーケットだけだと思っていませんか?
実は、毎月様々なイベントが行われているのです。フランクフルト観光のついでに足を延ばしてみませんか?
2月
アンビエンテ国際消費財専門見本市(Ambiente)
毎年2月にフランクフルトメッセで開催される世界最大級の消費財専門見本市。
テーブルウェア、キッチン用品、インテリアアクセサリーをはじめとする世界中の消費財が集まります。
ドイツはメッセ発祥の地とも言われていて大規模なイベントが毎月開催されています。新しいビジネスチャンスが生まれる場として世界からも注目の的!詳細はフランクフルトメッセのHPを覗いてみて下さいね!
カーニバル(Karneval)
様々な地域で行われる春のカーニバル。春の訪れを祝うお祭りで、ドイツではケルン、デュッセルドルフ、マインツが三大カーニバルとして称される。
フランクフルト市内からだと電車で1時間ほどでマインツへ。他にも30分程でゲルハウゼン(Gelnhausen)やヘッデンハイム(Heddernheim)行われているカーニバルにも足を運べる。
最も盛り上がるのは、「薔薇の月曜日(Rosenmontag)」。仮装した人々がパレード中に観客に向かって飴などのお菓子を投げます。
4月
音楽・楽器見本市(Musikmesse)
50ヵ国1500社の企業が出展し、 音楽・楽器などの世界最新のトレンド情報発信されます。音楽好きにはたまらない!
春の移動遊園地ディッペメス(Dippemess im Frühjahr)
今年で675周年を迎える(中途半場ですが…)ライン・マイン地方最大規模の歴史ある民族祭。どこか懐かしいレトロな移動遊園地がやってきます。フラムクーヘン(薄いピザ)、焼きアーモンド、クレープなどのB級グルメ屋台なども多数出展します。因みに、秋も同様のお祭りが開催されています。
タンツ・イン・デン・マイ (Tanz in den Mai)
ヨーロッパで開催される、春の到来を祝うお祭り。その昔、魔女たちがブロッケン山で集まり、冬の悪魔を追い払った神聖な日とされています。気温も暖かく旅行シーズンとしてはヨーロッパ全土おすすめです!
実際にブロッケン山があるハルツ地方で行われた、ヴァルプルギスの夜(魔女祭り)に行ってきたのですが、子供からかなり年配の方までも仮装され街中賑やかで、見ているだけでもお祭り気分を味わえます!(ハロウィンよりもハロウィンぽい!こちらはハロウィンは盛り上がらないんです…泣)
ボルンハイムワイン祭り(Bornheimer Weinfest)
今年で16回を迎えるボルンハイムのワイン祭り。14件のワイナリーが集まり様々な種類のワインを味わうことができます。
CRAFT festival(クラフトビール祭り)
総勢45社のクラフトビールが勢ぞろい。ライト、ビター、ダーク、フルーティーと様々なテイストが味わえるイベント。事前にチケット購入が必要となります。
5月
ジン&グリルフェスティバル(Gin & Grill Festival)
ドイツと言えばビールを真っ先に思い浮かべてしまいますが、実はシュタインへーがーというドライジンの生産地としても有名なんですよ!その名の通り、ジンとグリル料理を存分に楽しめるイベント。ジンは30種類以上、グリル料理は50店舗以上が出展する大型イベント。
ミュージアム・ナイト(nacht museen)
フランクフルトとオッフェンバッハ市内約40の美術館・博物館が19:00~翌02:00の間、14ユーロで入り放題!29€で家族割引もあります。(大人2人、子供1人)
コンサートや子供向けのワークショップも各美術館・博物館などで多数開催されているので大人から子供まで楽しめるイベントとなっています。
グリューネゾーセ・フェスティバル/緑のソース祭り(Grüne Soße Festival)
グリューネゾーセは別名「緑のソース」とも呼ばれており、7種類のハーブを使い作られ、フランクフルトの郷土料理としても有名です。スーパーでも気軽に手に入れられる程、フランクフルト民に愛されています。50店ものお店が出展しており、グリューネゾーセを使ったレシピを楽しむことができます。
フレスガス祭り(Fressgassfest)
フランクフルトの中心街にある、フレスガス通りで開催されているお祭り。飲食街であるフレスガスに毎年多数のお店が多数出展しており、ドイツ料理が楽しめます。
ウェルドヒェスターグ(Wäldchestag)
「国民の日」を記念して行われる3日間開催のイベント。開催場所はヴァルトシュタディオン(サッカーブンデスリーガのフランクフルトの本拠地) 近隣の森の中で行われています。
6月
ニッポンコネクション(Nippon Connection)
毎年100作品が上映され、1.5万人もの人が訪れるヨーロッパでは最大の日本映画祭。人気作品は必ず前売り券をネットから注文しましょう!(昨年、翔んで埼玉などの人気チケットは早々に完売してました…!)
フランクフルト近郊の日本食レストランが出展している屋台では、ラーメン、寿司、焼き鳥、クレープ、かき氷…など、懐かしい味が楽しめます!(私は殆どコレ目当て…笑)他にもワークショップなども行われており、子供ずれでも楽しめるイベントになっています。毎年ボランティアも募集しているようです。
ベルガー通り祭り(Bergerstraßenfest)
フランクフルト中心街近くのベルガー通りで開催されるお祭り。屋台では様々なドイツ料理、ワインを楽しむ事ができます。
スイス通り祭り(Schweizer Straßenfest)
GartenstraßeとTextorstraßeの通りで行われるお祭り。周辺の飲食店や雑貨店などが出展しています。
オペラ広場祭り(Opernplatzfest)
アルテオーパー(旧オペラ座)の広場で開催されるお祭り。アクセスもよく、毎年多くの人で賑わうイベントです。ライブやピアノコンサートなどが開催されています。
7月
クリストファー・ストリート・デー(Christopher Street Day)
1969年に米国ニューヨークのクリストファー・ストリートにて、警察による同性愛者弾圧への抗議運動から始まりました。現在は、世界中で開催されるLGBTの祭典。フランクフルトでは毎年10万人以上の人が参加するビックイベントとなっています。
8月
マインフェスト(Mainfest)
街の中心を流れるマイン川を挟んで屋台や移動遊園地が軒を連ねる、フランクフルトの中でも非常に大きなお祭りです。(日程を把握しておらず、日本への一時帰国が重なると凄く悔しい…。というくらい、毎年参加したいお祭り!)ドイツのマンハッタンとも言われる金融街の夜景と共にフランクフルトを味わうことができます。
博物館河岸祭り(Museumsuferfest)
通称「美術館・博物館通り(Museumsufer)」と呼ばれるSchaumainkai。 市内の多くの美術館や博物館が集まる場所とされています。
入場バッチを1つ(4€)購入すると、期間中の美術館・博物館の入場が無料となります。 ドイツにもしお友達が来るなら一番おすすめしたいイベントです! マインフェスト(Mainfest) と開催場所は同じです。
9月
ラインガウ・ワインマーケット(Rheingauer Weinmarkt)
実はフランス、イタリアに負けず劣らず!ドイツもワインの宝庫なのです。ドイツワインの最大の特徴はリースリングを使用した白ワインや、アイスワインは有名です。グラス1杯2~3€と低価格で様々なワインが楽しめます。
また、私はドイツに来て初めて飲んだ Federweißer(フェーダーヴァイサー) という発酵しているワインも甘くてスッキリとしておりおススメです。こちらは、夏から秋にかけての限定商品。発酵しているため密閉された瓶詰めでは破裂する恐れがあるため空輸はできません。ここでしか味わえない贅沢なワインです。
他にもこの時期は様々な地域でワイン祭りが開催されていますのでワイン好きな方にはおすすめのシーズンです。
秋の庭園祭り(Herbstfest)
ドイツ最大の植物園、パルメンガーデンで開催される秋のお祭り。フランクフルト市内で密かに人気の観光スポットでもあり、世界各国から集められた植物を堪能する事ができます。夜に花火が上るのを楽しみに、日中は芝生の上でビニールシートを引いて、お酒や料理を楽しんだり、はたまたドイツらしく日光浴をしている人が沢山います。
秋の移動遊園地ディッペメス(Dippemess im Frühjahr)
移動遊園地、屋台、花火と友達や旅行者を是非案内したいイベントです。気候もよく、ついつい遅くまで楽しんでしまいます!因みに、当時は「Maamess」と呼ばれており、中世の家庭用品販売市場でした。
収穫祭(Erntefest)
秋の訪れを祝うお祭りとして開催される収穫祭。ヘッセン州農業組合が主催者となり開かれるお祭りです。かぼちゃタワーが街中を彩り、実際のブタや子牛、馬なども間近で見ることができ子供も楽しめるイベントとなっています。屋台では、はかぼちゃのワインや、はちみつ、昔ながらの製法で作られたパンなどを楽しむことができます。
フランクフルト・オクトーバーフェスト(Frankfurter Oktoberfest)
オクトーバーフェストとはミュンヘンで開催されるビール祭りの事を主には指すのですが、実はフランクフルトでも同時期に開催されます。
ミュンヘンのオクトーバーフェストとは異なり、チケット制になっており5月よりHPより販売されます。
短パン&TシャツNGなど、多少のドレスコードが必要となりますのでご注意下さい。また、この時期に街中のアパレルショップでは民族衣装のディアンドル(女性用)とレダーホーゼ(男性用)も販売されていますので、それを着て参加すればお祭りの雰囲気をたっぷりと味わうことができますよ!
10月
フランクフルト・ブックフェア(Frankfurter Buchmesse)
世界最大の書籍の見本市。世界各国の出版社が集うドレンド発信の最先端。毎年1500社が出展し、30万人が来場者する。
フランクフルト・マラソン(BMW Frankfurt Marathon)
毎年、約1万6000人が参加するドイツ最大級の市民マラソン。平坦でランナーにとって非常に走りやすく世界記録を多く樹立しているコースとして有名。大会前日にはプレッツェルラン(5㎞)も開催されており、走行距離も短い為、子供から普段走らない人も気軽に参加できるイベントが開催されている。完走するとプレッツェルメダルが貰え良い記念に!こちらは参加費無料です。
11月、12月
クリスマスマーケット(Frankfurter Weihnachtsmarkt)
ドイツの冬の風物詩、クリスマスマーケット。ドイツでは約2,500もの地域で開催され、クリスマスを祝います。この時期にはクリスマス限定のお菓子、シュトレーンやレープクーヘン、ホットワインなどが楽しめます。開催場所はレーマー広場周辺となります。
また、フランクフルト周辺ではマインツ、ヴィースバーデン、オーバーウルゼルなどで開催されているクリスマスマーケットにも1時間以内で気軽に足を運べます。
また、少し足を延ばすとドイツ最大級の規模を誇るシュツットガルト、フランスのストラスブール、コルマールなどにもアクセス良好です。フランスのクリスマスマーケットは昨年初めて訪れましたが、ドイツとは一風変わり「可愛く」「オシャレ」でおすすめです。
フランクフルトアットナハト(Frankfurt at Night)
10€支払うと、フランクフルト市内(徒歩圏内)にある8つのクラブが出入り自由になります。各クラブごとに、テクノ、ポップ、R&B、レゲエ…などのコンセプトごとに分かれており、音楽を楽しむことができます。
シルベスター/大晦日(Silvester)
「シルベスター」=「大晦日」という意味で、12月31日にはフランクフルト中心街で年越しイベントが開催されます。
ドイツでは各家のベランダや近くの公園などで、手持ちのロケット花火を打ち上げ、新年をお祝いします。
羅列してみると意外とあるものですね!旅のご参考になれば幸いです。
コメント